2021/02/26

今年に入って日本株のスイングトレードがうまくいっていません。
その理由を考えてみました。
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米国は好調なのに..
まずはS&P500の日足チャートを見てみます。
クリスマスの大底から二番底をつけることなく、右肩上がりで上昇しています。
ところどころで5日線を割ってはいたのですが、50日線や20日線の上ですぐ反発し、結局押し目らしい押し目を作らずに上昇してきました。
ついに金曜日にで明確に200日線を突破し、この勢い昨年末のレンジの上値もこのまま突破してしまうのかもしれません。今の米株には不調な経済指標(木曜日の米小売売上高)も1日でなかったことにしてしまうぐらいの力強さ(楽観?)もありますし、米中貿易協議も解決に向けて動いていますしね。
何より、株価は全ての移動平均線の上にいます。買い目線と、楽観力があればこの上昇はまだまだ続くかもしれません。
一方、日本株です。TOPIXで見てみます。
米株と同様に明確な二番底をつけることなく上昇していますが、まだ昨年末のレンジ下限を明確に超えれていないという状況で、米株に比べると上昇率はイマイチです。
買ってもなかなか含み益が増えないというジリジリした展開です。
日本株のスイングトレードが難しい理由
日米のチャートを見ながら少しコメントしてましたが、日本株のスイングが難しい理由はざっと下記があると思います。
- 米株と比べて日本株の上昇率が鈍い
- 二番底がなく、明確な押し目がない
- 日本株には主体性がない(米株や為替に左右される、ヘッジに利用される等)
だったら米株だけでスイングトレードすればいいじゃん、という話もありますが、それだとトイレ休憩の楽しみがなくなるので。。
また、日本株のスイングを難しくしている理由に、3つの移動平均線の位置にもあると思いました。
2月に入って5日線、25日線、75日線という3つの移動平均線がとても近くにいます。
言わずもがなですが、移動平均線とは一定期間の株価の平均であり、移動平均線を見ることで、下記が分かります。
- 移動平均線と株価の位置関係から分かる、株価の割安感・割高感
- 移動平均線の向きから分かる、トレンドの有無
- 移動平均線の向きから分かる、トレンドの勢い
そして、移動平均線は最もポピュラーはテクニカル指標であることから、多くのトレーダーの売買サインにもなっています。この移動平均を株価が超えたら買い、下回ったら売り、反発したら押し目買い等。
つまり、2月の株式市場は、5日線ベースの短期トレーダーと25日線ベースの中期トレーダー、そして75日線ベースの長期トレーダーの売買タイミングがたくさんある相場でもあったのです。
様々な思惑が重なっている東証。そりゃムズイっすよ。
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