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シーゲル教授から学んだ長期株式投資の極意~③長期投資で成功する銘柄~

time 2018/11/06

シーゲル教授から学んだ長期株式投資の極意~③長期投資で成功する銘柄~

長期株式投資のベストプラクティスが書かれている本、ジェレミー・シーゲル教授の『株式投資の未来』、そして『株式投資』から学んだことを数回に分けて整理し、自分の血肉に変えていきたいと思います。

 

第3弾の今回は長期投資で成功する銘柄についてです。

銘柄を断言できるのか、と思ってしまいますが、シーゲル教授は過去半世紀以上の膨大なデータから、長期リターンを押し上げる銘柄の条件、さらに企業の特性まで洗い出しています。

 

※シーゲル本まとめ記事です(随時更新中)↓

 

 

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時価総額=投資家リターン?

私たちが生きている資本主義社会は、新しい企業や業界が次々に現れ、古い企業や業界を廃業に追い込む、という新陳代謝のプロセスが繰り返し発生しています。産業革命という技術革新がなければ未だに畑を耕し続ける生活が残っていたかもしれません。

弱肉強食の世界に見えますが、この創造的破壊のプロセスこそが資本主義の根底を支えています。そして、このプロセスが株式市場でのリターンの押し上げにも必要だ、という意見にたいていの人は同意しています。

つまり、ポートフォリオは経済成長を牽引し、時代を先駆ける銘柄の組み入れをし続けなければ、高いリターンを得ることが出かいない、ということです。実際にS&P500は組み入れ銘柄を時代に合わせて入れ替えてきました。

 

しかし、そこに疑問を投げかけたのがシーゲル教授。

 

なぜ、みんな新興銘柄だけを買って、古い銘柄を売ろうとしないのか。そうすれば、S&P500を大幅に上回るリターンのが実現できる。

だが、圧倒的多数のデータからみて、投資家の大半は、ファンド・マネージャーでされ大半は、S&P500を上回るリターンを達成できていない。

 

シーゲル教授は過去四半世紀にわたるS&P500構成銘柄を調べ、「古い企業」と言われるS&P500の当初採用企業の運用成績の方が、その後半世紀の間にS&P500に採用された1000社近い「新しい企業」の運用成績を上回っていることを証明しました。

時価総額の上昇が投資家へのリターンに繋がらないことを証明したのです(成長の罠)。

 

ではなぜ、「株式市場の価値の増減(時価総額の増減) = 投資家リターン」とならないのでしょうか。

それは、因数分解することで分かります。

 

企業の時価総額 ≠ 投資家リターン

因数分解すると

株価 × 発行済み株式数 ≠ 株価 + 配当

 

左右で同じなのは、株価だけで、投資家リターンは配当が必須なのに、時価総額に配当はありません。

短期的に見ると、配当は受け取れても投資額の微々たる額のため、「時価総額(株価値上がり率)≒投資家のリターン」と見れてしまいます。

長期的に見ると、配当再投資の魔法がかかるため、「時価総額≠投資家のリターン」となります。

 

時価総額は短期的には投資家リターンと連想するため、投資当初はどうしても時価総額に目が行ってしまうようです。

しかも、時間選好という魔力も働き、リターンを待てない人達が多いせいもあり、ますます短期思考になってしまう。成長の罠にかかっている、というカラクリになります。

 

シーゲル教授はこの分析をすることで、S&P500指数に連動するETFを買い続ける以上にリターンを増やす方法があるということを証明してみせました。それは「時に裏打ちされた勝利」をした企業へ投資することです。

 

 

時に裏打ちされた勝利

シーゲル教授は、S&P500の当初採用企業のうち運用成績の高い上位20社のリストを導き出しました。驚くことに、それらの企業には下記ような共通項がありました。

 

  • 大半が生活必需品セクターかヘルスケアセクターに所属
  • 市場で強力なブランドを育てることに成功している
  • 競争に勝ち抜き、繁栄し、熱心にに世界市場を開拓してきた

 

バフェット銘柄にも言えることですが、競合がいない唯一無二のブランドを持つ銘柄こそが、株主へ飛び抜けたリターンをもたらしてきました。シーゲル教授はこれらの企業の成功を「時に裏打ちされた勝利」と定義しています。

 

ではなぜ、生活必需品セクターとヘルスケアセクターがこのような高リターンを生み出せたのでしょうか。

「時に裏打ちされた勝利」を収めてきた企業の特徴は下記の3つです。

 

  • 市場平均をごくわずかに上回る程度の増益しか期待されていない
  • 実際の増益率は市場平均を大きく上回る
  • 例外なく配当を払い続け、増配に努めてきた

 

シーゲル教授が定義した「投資家リターンの基本原則」の条件を満たしていますが、PERも配当利回りも「市場平均を少し上回る程度」でよいのが驚きです。平均PERは最高でも27倍でした。

目立ち過ぎず、増益をし続ける。少し聞こえを悪く言えば、地味な優良企業、という感じでしょうか。

 

銘柄分析はシーゲル教授からだけではなく、バフェット様からも学んでいきたいと思います(絶賛勉強中)。

 

 

なぜ期待を超え続けることができたのか

なぜ市場平均を上回る増益率を常に出し続けている企業が、市場からは期待され続けなかったのでしょうか。

勝利の方程式が世に出回っているながら、皆生活必需品セクターとヘルスケアセクターに投資すればよいのにと思ってしまいます。

 

理由①:美人投票

まず第一に、市場参加者のほとんどが短期的な視点を持っていたためと考えらます。

投資ファンドであれば四半期や年単位での利益が求めれられ、手っ取り早くお金が欲しい個人投資家であれば値上がり率に目が行ってしまう。。

市場参加者のほとんどがその時々で人気の、値幅の大きい銘柄を購入することでリターンを得ようとしていた。

株式投資は美人投票です。常に生活必需品セクターとヘルスケアセクターの企業より美人がいたため、市場平均を少し上回る程度の期待しかされなかったのでしょうか。

 

理由②:起業家≠投資家

もう一つのビルゲイツやジェフ・ベゾスのように億万長者になるには、マイクロソフトやアマゾンの成長に乗っかるべき。技術革新を推し進める企業に投資すべきといつの時代の投資家も考えてしまうからでしょうか。

つまり、市場参加者のほとんどが成長の罠にかかっている、ということになります。

シーゲル教授は『株式投資の未来』で断言しています。技術革新の恩恵を受けるのは個人投資家ではなく、発明者や創業者、開発資金を出したベンチャー、株式公開を仕切った投資銀行、そして消費者だと。

 

 

まとめ

シーゲル教授は下記のことを教えてくれました。

  • 時価総額の上昇 ≠ 投資リターン
  • 高リターンを生み出す銘柄の条件
    • 全世界で強力な消費者ブランドを持つ
    • 市場平均をごくわずかに上回る程度の増益しか期待されていない
    • 実際の増益率は市場平均を大きく上回る
    • 例外なく配当を払い続け、増配に努めてきた
    • 配当利回りは市場平均を少し上回る程度

 

注目されていない業界に投資家リターンを押し上げる優良銘柄が隠れているかもしれません。

そして、シーゲル流投資が出回っている今、この本で紹介されている企業への期待は既に高まっているかもしません。鵜呑みにせずに、投資先はしっかり吟味しないといけないですね。

さあ、さっそくポートフォリオに生活必需品セクターを追加しますか..

 

 

 

 

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ハギワラ

ハギワラ

ハギワラと申します。 都内在住で普通のサラリーマンをやっています。 子供のころからお金のことを考えるのが好きでした。 趣味は読書、サッカー。

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