2021/02/26

ついに長期投資と謳っていたにもかかわらず、長期投資予定の日本株を売却しました。
数か月に渡って色々悩んできましたがついに決断しました。
今回はその記録を整理したいと思います。
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整理後の日本株ポートフォリオ
先に結論から書きますと、twitterでぼそっとこんなつぶやきをいた翌日に売却しました。
売却直後は「売った直後に上がるやつ来てんね」状態でしたが、今となっては「売っておいてよかった」状態です。
売却対象の日本株はETFと三菱商事以外です。そして売却した金額で配当ETFを少し買い増ししました。
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コマツ、住友金属鉱山、アウトソーシングの3つの含み損を東京エレクトロンとドコモの含み益で相殺するのが理想でしたが、そんな上手い展開になるわけもなく結果結構な損切となりました。
東京エレクトロンは長期で持ち続けたいですが、高値圏だったことで一旦売りました。下がったら買います。
ということで日本株は当分高配当ETF、三菱商事の2つ、そしていずれ東京エレクトロンを含めた3つで運用していきたいと思います。
日本売りの理由
日本株売りに走った理由は3つありました。
先が見えないから
- コロナ蔓延に対する政府の対応
- コロナ、消費税増税等によるインバウンド減、内需減
- オリンピック関連需要減
- 少子高齢化
- 主体性ゼロ(値動きが中国/米国に左右される)
- 主体性が無い分、中国/米国より下がる
はっきりしない政府の対応、日本人っぽいと言えばそこまでですが、他国と比べると悲しいです。
こんな時に国会で議論されていることが、桜を見る会だなんて。。
理由は長期投資の対象としては弱いから
以前、下記でこんなことを書きました。
ただし、営業キャッシュフロー・マージンや営業利益率を米国株と比較する形で調べてみると、やっぱり日本株は減らした方がいいのかなと思ってきました。
ずっと私の心の中で引っかかっていたのですが、ついにコロナ蔓延による一連の事象で吹っ切れ、売却、損切りという決断を後押ししてくれました。
機会損失、資金効率
行動経済学的には人は元々損切りが出来ない習性があるようです。
その習性を持っている私はなかなか含み損の銘柄を損切ることができませんでした。
でも、含み損=損切りすべき、という考えではありません。その時点の株価を見れば、配当利回りは高いしPERも割安で、投資妙味はありました。
損切りした理由は、米国株は天井圏にいるのに私が保有している銘柄たちはこの位置?ここから米国株が下がったらこの子達はいったいどうなってしまうの?という問いに回答ができなかったためです。
コロナショックによって今後数年、もしくは数十年も塩漬けになる可能性がありました。
現時点の損益はいったん置いておいて、資金効率の面からは含み損を抱えていても一旦売却し、その資金をリターンが期待できる方に割り振ったほうが長期的に見てリターンが高まるのではと思いました。行動経済学を無視すれば合理的な判断のはずです。
辛かったですが、思い切って損切りしました。
今後は日経高配当株50ETF中心に
前述したとおり、日本株は高配当ETF、三菱商事、東京エレクトロンの3つで今後は運用していきたいと思います。
もちろん中心は「1489 日経高配当株50ETF」です。
配当利回りは3%超えで、米国株よりかなりリスクのある日本の高配当株をまとめて保有できるのは資金力のない私にとってはとてもありがいたいです。
構成銘柄のTOP20を見てみても、なかなか個別で持つ勇気が出ない銀行系やJTといった高配当銘柄が多々あります。助かります。
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