2021/02/26

新型コロナの蔓延によって大きく変わってしまったことの一つに”働き方”が挙げられると思います。
色々考えた結果、底での売却かもしれませんが、オフィス系のJ-RREITを手放すことにしました。
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バフェット並の英断を
バフェットさんが大好きだった航空株を全て売却し、金融株もこれから売却しようとしているように、私もまるでバフェットさんになったかのように、ポストコロナの世界を予想し、この結論に達しました。
おそらくJ-REITへ投資している人のほとんどがこの世界線を想像できているでしょうが。
J-REITは債権と同じ働きをする、なんて考えを持っていた時期もありましたね。恥ずかしい。
試しに買い始めてからだいたい約3年。保有したことで見えてくる世界もあるということで、色々勉強させて頂きました。
保有するきっかけとなった記事を載せておきます。
不動産市場は株式市場を後追いするんですね。知り合いに某銀行の不動産部門の方がいるのですが、その人が「株と不動産は相関がある」なんて言ってたのを思い出します。どのような相関があるかは今も分かりませんが。
オフィスは今後も必要だが
新型コロナ蔓延をきっかけに、オフィス不要論がでてきたり、一部の会社では新型コロナが終息したとしても永続的に在宅勤務を認めるなんて宣言した会社もあります。
嘘か本当か分かりませんが、Twitterではオフィス無くす!なんて言っている社長さんもいました。
マイクロソフトのナデラCEOが「この2か月で2年分のデジタルトランスフォーメーションが見られた」と発言していたのが最も象徴的でしょうか。
3月中旬ぐらいからほとんど出勤していないIT関係職の私からすると、たしかに働き方は新型コロナ前には戻らないと思ってなりません。
ただ、オフィスが不要かと言われるとそれもないかなと思っています。
大半の仕事はリモートワークで済んでしまいますが、巻き込み型の仕事はさすがにつらいとことがあります。
仕事は人です。大きなことを成し遂げるならば、仲間を増やすことは必須で、新しい仲間に同じ目標を持ってもらうには、それなりのコミュニケーションを取る必要があります。
テレワークだとどうしても不要不急の会話をする機会がないため、これから関係を深めていきたいケースだと難しいところがあります。
ビデオ会議のコミュニケーションスタイルもこれから一気に変わってくるのかもしれませんが。
仕事をしながらあれこれ考えていると、PC操作がメインの仕事である人はオフィスへの出勤は必要だけれど、週1,2回程度になるのでしょうか。
このように考えていくとオフィスにデスクは一人一台もいらない。
出勤の目的がコミュニケーションであるならば、3密を可能な限り解除した開放的な部屋や会議室が必要となってくる。
オフィスは必要だが、今ほど広いオフィスである必要はない。
ビフォーコロナの賃料収入が維持できる姿が想像できないので売却に至りました。
やっぱり安心のETF・・?
どのオフィスをどの業種の会社が借りているかなんて分からないし、コロナの影響が長期的なのかどうかもわからない。
保有したままコロナの影響範囲を見届けるくらいなら、キャッシュに変えて見届けた方が精神的に楽ですし、他の選択肢も取れます。
個別のJ-REITなんかは尚更分かりません。
建物の目利き力ゼロですし。J-REITなんて値ごろ感で買っただけです。
と、損したのですねてみましたが、別にREITへの投資を捨てたわけではありません。
不労収入の代名詞ですよ、不動産は。
レバレッジをかけずに不動産に投資できるREITはやはり魅力的です。
ただ、目利き力がない。。
こんな時に便利なのがETF。
わからなければ分散。鉄則ですね。
例えば「1343 NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信」なんかを買っておけば、安心です。
信託報酬0,32%で直近の配当利回りなんかは4.12%もあるのですから。
・・・
・・・
・・・4%?
あれ、この程度の利回りならコカ・コーラ買った方がよくね?
増配もしてくれるし。
財務も安定しているし。
不動産 VS 高配当連続増配の米国企業
配当利回り4%超えなら、コカ・コーラやシスコシステムズ、ベライゾンコミュニケーションズなどがあります。
REITより米国株買った方がいいのでは?
これがオフィス系J-REITを売却する決断に至ったもう一つの理由でした。