2022/01/17

感染拡大の第2波懸念や水面下で悪化している米中の対立、そして米国経済の長期停滞懸念。。
色々理由はありますが、需給面で見ればコロナショックからの自律反発が終了した可能性が高いです。
本当に二番底をつけに行くのか、シーゲル教授の予想通りV時回復となってしまうのかは誰にも分かりませんが、もし二番底につけに行く展開になったときに後悔のない買い付けをできるように今のうちから準備をしておきたいです。
sponsored link
まずは資金計画
テキトーに書い下がってキャッシュが無くなった、なんてことにならないようにある程度の目安は前もって設定しておきたいと思います。
4月末時点でキャッシュ比率が36%ありました。
株価が天井臭漂っていたときはこの比率でもいいのかもしれませんが、暴落後でこの比率はダメでしょう。ビビりすぎ。
コロナショックによる株価低迷の期間でキャッシュ比が10〜20%程度になるまでは買いたいところです。
二番底付近ではキャッシュ比が20%になるまでは買いたいです。
と言いつつも、二番底をつけるのか、逆ヘッド・アンド・ショルダーで三番底をつけるのか、リーマンショックのように更に底を突き抜けるのか、はたまた世界恐慌のように何十年もダウントレンドが続くのか・・
未来は分かりません。
結局怖くて買えないのか・・?
・・
否。
私はサラリーマン。定期的な入金力を持っている人間です。今年のボーナス2回はまだ受け取っていません。
ここは恐れず買い向かいたい。
長期投資家として成長するために、メンタル面を鍛えるために頑張りたいところです。
リーマンショックのときに買い向かった人たちが莫大な資産を手にしたように、私もコロナショックで資産を築いてみせます。
今年のNISA枠
次に問題となってくるのはSBI口座のNISA枠です。
まだ5月なのにあと20万円分しかない・・
昨年買うのを我慢していた分、コロナショック前の小規模下落の時から結構買ってしまっていたのです。。
外国株を保有することで受け取れる配当金が現地と日本で二重に課税されてしまうため、重複分を取り戻すために確定申告をする必要があります。
私はそれが嫌で今まで外国株はNISA枠でしか買ってきませんでした。NISA枠でも10%は課税されてしまうんですけどね。
そしてもう一つの懸念は住宅ローン控除とふるさと納税です。
マイホームの建築がようやく完了し、今年の確定申告から10年間、ローン残高の1%が還付されます。
しかし、私はそこまで多くの税金を納めている訳ではないので気になるのはふるさと納税です。
住宅ローン控除は所得税、足らなければ住民税(ただし上限あり)から控除されます。
ふるさと納税も所得控除され、住民税で差額分が税額控除されるのですが、ワンストップ特例制度の場合は全額住民税から控除されるため、住宅ローン控除と併用するときはふるさと納税の申告はワンストップ特例制度を活用した方が得なんですよね。
一度計算したところ、私の場合はふるさと納税を確定申告で証明すると、ワンストップ特例制度に比べて最大1万円近く損するようです。
1万円損するか、1万円を経費としてNISA枠以上の枠で米国株を買うか
SBIではETFのみ購入していますので、残りの20万で買うとしたら全枠QQQでしょうか。
コロナ蔓延の影響をモロに受けたエクソンさん率いるHDVのナンピンをしなくていいの?
シーゲル流で考えれば絶好の買い場では??
少し考えさせて頂きたいです。
購入対象
仮に二番底を探しに株価が下がってきてくれたら買い付ける候補を前もって考えておきたいと思います。
IT:買い
追い風しかないマイクロソフトとシスコシステムズは買いです。
特にマイクロソフトについては、評価損益率が悪化するのが怖くて最初の下落では買えなかったので次は何としても買いたい。
アップルも同様に買いたいです。アップル信者がアフターコロで減るとも思えないし、クラウド化サービス化に動いているこの会社は期待です
外食、消費:買い
自粛の影響がモロに業績に響く、ビザ、マクドナルドも是非買いたい。
ポストコロナでは元に戻るでしょう。今が絶好の買い場のはず。
問題なのはここにコカコーラが入るのかどうかです。一番の悩みところ。
売上構成比の半分がレストランやバー、スポーツ等のイベント系であることを考えると、ウィズコロナの世界では生活必需品とは言い難いですし、ポストコロナで密度を抑える展開になると、航空株ほどではないですが、コカコーラにとってポストコロナは世界が変わってきます。
ディフェンシブ:保留
セクターローテーション的にはディフェンシブセクターは暴落前に保有していないと恩恵を受けれないので、暴落後のこのタイミングで買うのは誤りでしょう。
ディフェンシブ銘柄を買うとしたら利上げ局面。そこまでP&Gやベライゾン、ヘルスケア等の積極的な購入はお預けです。
メドトロニックは状況を見て買うかも。保有比率が少ないので。
前述していますが、ディフェンシブ銘柄と思われていたコカコーラがコロナ蔓延の世界においてはディフェンシブではないことがほんと想定外でした。巣ごもりの恩恵を受けれるペプシコに浮気しそうでなりません。
その他:分からない
石油セクター率いるHDV、金融の比率が20%近くあるVYMは分かりません。
経済活動が再開したとしてもポストコロナの世界では、石油についてはビフォーコロナのときの需要には戻らないのではないでしょうか。
このセクターを個別で持っていたらと思うとぞっとします。ETFでよかったと心から思っています。
金融も同様。私は全然分からない。
自社株買いを停止していますが、それがどの程度続くのか。今後、融資合戦になって金融は息を吹き返すのか。
やっぱり想像しても分からない。
私が分かるのは本業のメーカー系とITだけです。
分からないものは積極的に買えない。ETFならなんとなく買えますが。
最後にタバコも分からない。
実はフィリップモリスはコカ・コーラ並みに長期保有に黄色信号が点灯しています。
今回の騒動で喫煙者がタバコをやめたのかどうか次第でしょうか。この情報が欲しい。
ニコチンがなんかに効くとか効かないとかそんな情報もあったりしましたが正確ではない。
分かるものがチャンスでよかった
まとめると二番底で買うのは下記になりそうです。
自信をもって買う : QQQ, MSFT, AAPL, CSCO, V, MCD
弱気で買う : KO, MDT
こいつらを上限100万円の予算で買いたいと思います。
ネックはSBIのNISA口座の残りの枠。
4月末時点でQQQの比率が3%。あと4%は上げたいので、だいたいあと18万分購入する必要があります。
ただ、QQQ以外も購入するので18万円分買っても目標比率の7%には到達しないでしょう。。残りのNISA枠はQQQで使いますか。
特定口座でのHDVのナンピンの是非はじっくり考えます。
そして、コカ・コーラもじっくり考えます。バフェットさんが売ったらどうしよう。。
ーー
関連記事です
暴落時に帰るかで長期のリターンが決まってきます。
大暴落中に保有銘柄の関連数値を調査した記事です。
今回買うときは、評価損益率ばかり気にしないようにしたいです。