2022/01/17

KPIとは
業績管理評価のための重要な指標。KPIを正しく設定することは、組織の目標を達成する上で必要不可欠である。
NRIのHPより
長期投資用のポートフォリオを組んでから今日まで特段意識してこなかったKPI。
一応、ポートフォリオの構成比の目標は設定していたものの、感覚的なとこもあり、「これなら長期保有できるだろう」という程度で設定していました。
なので、KPIを強いてあげるなら下記のような感じのものを定点観測していました。
- 目標構成比とのギャップ
- 配当利回り
- 外貨資産比率
- キャッシュ比率
- そして損益率
今日の株価の値動きは二番底クルクル詐欺で歴史的なコロナショックからのV字回復の様相を見せています。
その中でストレスになっているのはグロースとバリューの二極化。
正確にはグロースというよりも、コロナ禍の中でも業績を伸ばせる企業とそうでない企業とで明確に優劣がでてしまっています。
この状態で私が常に思っていたのは「いっこうにグロース銘柄を買えない!」です。
そして、買うのはバリューばかり。
含み益の状態で買うのは結構怖いです。。
そんなことを言っていると、永遠と停滞し続けて業績悪化を受けて減配と株価暴落のダブルパンチをくらうんだろうな・・。
今の監視方法だと、株価下落を待つだけになってしまうのではないか。。CSCOのように。。
ということで、長期投資についても今後はそれなりの売買ルールを設ける必要があるなと悶々と考えていました。
要は株価が上がっても買うような仕組みを作らないといけないと。
今まで目標構成比とのギャップで買う対象は明確になってはいたものの、目標構成比自体があまりよろしくありませんでした。
単純に構成比を一律にしていたので、売られすぎた銘柄ばかりを買うことになってしまう。つまりバリューばかり買ってしまう。CSCOのように。
ということで目標構成比を改善します。
グロースを無理やり買うようにします。
ただし、私は自称シーゲル流長期投資家なので、安定して業績を向上でき、それなりの配当を出し続け、それなりのPERを維持する生活必需品セクターやヘルスケアセクターの比率はある程度は確保しておきたいです。
ということで、新たにセクター比率を目標構成比として定めたいなと思います。
未来のニューノーマルになるであろうハイテクを一定数買いつつ、シーゲル流も担保しつつ、将来の年金のための高配当バリューも買う。
この3つのバランスを適宜調整するように今後はポートフォリオを運用したいと思います。
まずは3:4:3の比率を目指します。
「高配当バリュー」には、金融やエネルギー、そして日本株等、高配当だけど個別は怖くて買えないセクターのETFを含めています。三菱商事は例外。
フィリップモリスとベライゾンも高配当バリューでは?と悩みましたが、事業的に株価の値動き的にディフェンシブなので、ディフェンシブセクターに含めています。
シスコシステムズはPER的にも現在バリューだと思いますが、業績が安定しているのと5G等で化けるのではと個人的にはグロース/ハイテクの位置づけで見ています。
あと、ハイテクには東京エレクトロンを構成比2%で追加予定です。半導体製造装置は持っておきたいので、今は買い時を探っているところです。
各銘柄の目標構成比は定めるものの、あくまで追うKPIはセクター比率にします。
一応、下記のKPIは引き続き採用したいと思います。
- 米国株ETF比率 > 50%
- 日本株比率 > 10%
- 全体の配当利回り > 3%
- キャッシュ比率 > 10~20%
- (参考:損益率 気にしてはいけないだろうけど気にしちゃうね)
上記をキレイに満たす各銘柄の目標構成比が見つからないのが現状です、特に全体の配当利回り。
この理想の構成比では、2.7%にしかなりません。
増配率を意識した銘柄選定を行っているからというのもありますが、少し残念。どのように目標の3%に近づけるかは今後の課題です。マイクロソフトやアップル、ビザの高配当化に期待でしょうか?笑
ーー
関連記事です。
先日、ポートフォリオに含めていたREITを売却しました。
ポートフォリオ全体の配当利回りは下がってしまいましたが致し方なし。
結局二番底はやってきませんでした。
評価損益を見すぎる弊害について考えた記事です。