2021/04/02

私の投資のコアは米国株を中心としたバイ&ホールドの長期投資ですが、色々思うところがあって熟考した結果、中期の投資も始めることにしました。
※中期投資を始めた経緯や狙い、ルールについては執筆中です。完成したらここにリンクを張る予定です。
中期投資第一弾が米エネルギーセクターへの投資になります。
sponsored link
購入理由
エネルギー株に投資することに決めた理由は大きく3つありました。
理由①:アフターコロナ
アメリアではワクチン接種を急速に進めており、2021年の秋口には感染が落ち着いて経済活動が本格再開されるのではと言われており、コロナの感染拡大によってダメージを受けていた企業たちの回復が期待できます。
その経済再開に向けて何に投資したいかと調べた時に、現時点で比較的まだ割安に放置されていたのがこのエネルギ―セクターでした。
現時点の株価はようやくコロナショック前に戻ったという状況です。既にだいぶアフターコロナを織り込んでいるとも解釈できますが。。
<VDE(エネルギーセクターETF) 週足チャート>
2021年10大サプライズ予想の1つに、エネルギー関連株に関する予想があります。
経済活動の正常化に伴い、WTI原油価格は65ドルまで上昇、エネルギー関連株は、2021年で最良のパフォーマンスを達成へ
※楽天証券トウシルより引用
既に予想の1つであるWTI原油価格は65ドルまで上昇は今週で達成してしまっており、だいぶ投資が遅かったのは否定できませんね。。
理由②:景気循環
考えるきっかけとなったのは2021年2月最終週の米長期金利の急騰です。
この急騰を受けて株式相場が次のステージに動くのでと感じ、先の未来に投資したいと思いが強くなりました。
<米10年債利回り 日足チャート>
そこで頭に浮かぶのが景気循環でした。景気のサイクルによって活躍するセクターが変わってくる、という考え。
現在どのステージにいるのかを確認すると、コロナショックを受けてFRBの金融緩和だけでなく過去に類を見ない米政府の景気刺激策が始まってドルの価値が下がって期待インフレ率が上昇し、景気回復を見越して長期金利が上げり始めたが、まだ政策金利の利上げは検討されていない。長期金利の上昇を抑えるなんて話はでてきてますが。
そうすると現在は下図のような位置でしょうか?
※図はMarket hackよりお借りしました
FRBのパウエル議長の会見からは、景気回復が最優先でそのための手段であるインフレ率の上昇を目標としているので、インフレの過度な上昇は一旦目をつぶる的な考えが読み取れます。
また、3/5の雇用統計を受けて2022年中に1回の利上げがされることを織り込まれた、なんて話もでてきているようなです。
中央銀行が景気をよくするために多少のインフレは当分許容すると判断するのなら、この状況が起こる確率は高いのではないでしょうか。
そう考えると発生確率が高いインフレの波に乗れるセクターに投資しておきたいなと食指が動いてしまいます。
そしてその投資先が上記図の右端にいるエネルギーセクターでした。
※金利と景気と株価の関係を整理した記事を別途執筆中です。
③連続増配・高配当
では何に投資するかを検討してみると、ファンダメンタルズで買うのではなく単純に受給で買いたいと思っているので、それならエネルギーセクターの上位を買うのが定石かなと。
そして、次の優先順位が「連続増配・高配当」。中期投資として半年~3年近くは保有するためです。配当があるに越したことはありません。
選定した2つの企業はどれも「連続増配・高配当」を満たしています。
- エクソン・モービル:増配は連続18年でストップ、ただし、前期据え置き
- シェブロン:32年連続の増配
シェブロンはバフェット銘柄でもありますしね。
購入タイミングとテクニカル分析
株で利益を上げるには購入するタイミングが重要であることは重々承知しております。
多少遅かったですが、それなりにいいタイミングでは買えたのかなと思っています。
私が最も買いたいパターンである、二番底形成×バンドウォークが起こっているので。
<エクソン・モービル 週足チャート>
<シェブロン 週足チャート>
忍耐
株式投資の利益の対価は我慢料ではないかと最近思い始めています。
株価が右肩上がりに上昇しつづけることはありえないので、一時含み損になることもあると思いますが、経済が活性化してインフレ率が上昇する世界を頑張って待ちたいと思います。
※景気循環のサイクルは好況→過熱→後退→不況→回復(好況)と推移しますが、戻ること(例えば、過熱→後退)はないのではないかと、長短金利差のデータを見た感じ思っています。なので、何年先になるか分かりませんが、インフレは必ず発生するのかなと考えています。この考えの裏付けデータは現在分析中です。