2022/01/17

2022年2月末時点の運用資産状況です。
先にポートフォリオの運用方針を簡単に書いておきます。
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主軸はジェレミー・シーゲル教授の『株式投資の未来』、そして『株式投資』に感銘を受けた始めた米国株への長期投資。
その投資戦略はあまり期待されていない中で安定して好業績を上げつつ、配当の支払い及び増配に努める企業へのバイ&ホールド、配当再投資。
このシーゲル教授の投資戦略に少しアレンジ加えて運用しています。
<加えたアレンジ>
- シーゲル流の長期投資はコア・サテライト戦略のコアの部分(現在12種で運用)
- サテライトの部分でスイングトレードを実施
- コアはシーゲル流と言いつつも、将来のシーゲル銘柄(生活必需品)になるであろう銘柄を追加(MSFT、AAPL)
- コア資産の50%以上をETFにすることでリスクを中和
- 高配当銘柄はバリュートラップリスクが高いのでETFで運用
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2月のハイライトは下記です。
- 総資産は前月比で0.6%。S&P500は-0.3%
- 今後の利上げ局面での暴落耐性を上げるために下記を実施
- 業績悪化銘柄を含んでいるQQQを全て売却
- QQQの代わりに連続増配ETFのVIGを採用(目標構成比は20%)
- ロシアへの制裁による影響を考慮してPMを全て売却
- ポートフォリオには中期投資扱いだったNEEを採用
- 資源高→再生エネへの流入も期待
- 直近で買った含み益の銘柄を売却してキャッシュ化を上げる
- JNJ5枚、COST2枚
- 中期投資のTSLAは掘ったところで2枚買い増し
- キャッシュ比率が19.5%から25.5%に改善
- スイングトレード口座のお金を一部長期投資用に移行
※ジュニアNISA口座は宝くじ扱い(兼、娘の大学費用)なので、このポートフォリオでは管理しないことにしています。→[ジュニアNISA]
右下のグループ別の前月比がおかしなことになっていますね。単純に評価額で計算しているので、売買した月の前月比はおかしな数値になってしまいます。。
※短期のスイングトレードについては別途日記を書いていますのでここでは触れません→[スイングトレード日記]
2022年の相場は”FEDが株式市場をクラッシュさせることなくインフレを退治できるのか、それともスタグフレーションが起こってしまうのか”だと思っていましたが、ロシアのウクライナ侵略により”インフレはロシアのせい。FEDは景気後退を危惧して積極的な金融政策正常化はしにくい”という状況になってしまいました。
ロシアが高いシェアを握っている商品のインフレがいつまでどの程度続くのか、利上げやQTでインフレは抑えられるのか、、増々予測できない状況になってしまいました。
非常に難しい。今後の投資方針について色々と考えました。
そこで、ついにこれから3〜5年は下落相場が続くかもしれないという前提でポートフォリオの見直しを行うことにしました。
下落相場が続くと仮定すると、私が保有し続けられる銘柄は下記になると整理しました。
- ETF
- EPSを増やし続けられる企業
- 配当を支払い続けられる企業
特に重要なのは3つ目です。連続増配できる企業というのは、年々安定して業績を伸ばし続けることができるということ。それを何十年も続けることが出来てきたならば、今回の危機も乗り越えることができるだろうと。
保有し続けられる条件を全て満たしていたのがVIGということで、今後はVIGをポートフォリオのコアに置くことにしました。
そして、「2」と「3」を多く含むはQQQは全て手仕舞い。
テック企業は「2」と「3」を満たすMSFTとAAPL。そして大きくEPSを増やすことができるTSLAのみにすることにしました。
資産のコア部分は配当を出せる/増やせる企業、すなわち安定してして成長できる企業で埋め尽くした方が個人的な暴落耐性が強いことを考えるとQQQ→VIGの切り替えは必須かな。
ジュニアNISAのTECLとSOXLは無かったことにしているので無視— Hagiwara (@tcp_kp) February 14, 2022
また、配当を出してくれる銘柄はいつ終わるか分からない下落相場でも買い向かってもよいという特徴があります。
株、連続増配企業へのバイ&ホールド戦略なら下落相場では配当もらってコツコツ再投資すればいいのと、下げてる時に買うか上げてる時に買うかという点では配当もらえるなら下げてる時に買った方がいいのでは?ということから、やっぱりいかに気絶するかなんだよな。
— Hagiwara (@tcp_kp) February 14, 2022
シーゲルさんの言葉を借りれば配当は下落相場でのプロテクターにもなりますしね。
TSLAに関しては無配ですが、予めTSLAの買い付け価格と枚数を予算化することで、日々の値動きを気にしなくて済むようになりました。
TSLAは900~300ドルで30枚は集める予定です。
1月の金融政策大転換と大幅安な株式相場を見て、2月は自分の時間のほとんどを株式投資戦略の検討に当ててしまいましたが、ようやく腑に落ちた形でまとめることが出来ました。
これからはヘッドラインに踊らされることなく、プライベートの時間は勉強なりサッカーになりに当てていきたいと思います。