2022/01/17

2021年9月末時点の運用資産状況です。
先にポートフォリオの運用方針を簡単に書いておきます。
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主軸はジェレミー・シーゲル教授の『株式投資の未来』、そして『株式投資』に感銘を受けた始めた米国株への長期投資。
その投資戦略はあまり期待されていない中で安定して好業績を上げつつ、配当の支払い及び増配に努める企業へのバイ&ホールド、配当再投資。
このシーゲル教授の投資戦略に少しアレンジ加えて運用しています。
<加えたアレンジ>
- シーゲル流の長期投資はコア・サテライト戦略のコアの部分(現在12種で運用)
- サテライトの部分でスイングトレードを実施
- コアはシーゲル流と言いつつも、将来のシーゲル銘柄(生活必需品)になるであろう銘柄を追加(MSFT、AAPL)
- コア資産の50%をETFにすることでリスクを中和
- 高配当銘柄はバリュートラップリスクが高いのでETF中心に運用
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9月の米国株はレイバー・デー後から理由なき下落を開始し、中旬からは中国の中国恒大のデフォルト懸念から株価は更に加速。
コロナショックの時のように調整のための大義名分を得て一気に下落に走ったようにも見えます。株は結局想定外のことで動くんですね。誰も想像していないことで、特に下落の時は。
結果的に9月の下落はアノマリー通り?となったようです。
そんな9月のハイライトは下記です。
- レイバー・デー翌日にPFの見直しを行い、V、VZ、HDVの3銘柄を売却
- 後日、売却価格の半分くらいの金額でQQQを買付。PFはほぼ理想の構成比に
- 総資産は円ベースで2.4%減少、一方S&P500は5%近く下落。キャッシュ比率が高いので減少幅を抑えられた
- キャッシュ比率は前月から10%以上増加
- MCD以外マイナス
- QQQを構成比が7%→19%になるまで買ったのでハイテクセクターの損益率悪化
- MSFT、PM、MCDの3社が増配を発表、保有するETF4つも直近1年の配当額合計で増配に転じた
※ジュニアNISA口座は宝くじ扱い(兼、娘の大学費用)なので、このポートフォリオでは管理しないことにしています。→[ジュニアNISA]
※スイングトレードについては別途日記を書いていますのでここでは触れません→[スイングトレード日記]
以下が明細です。
先月の記事で宣言していた通り、ビザの売却資金はQQQに当てました。
ただし、ビザの売却資金以上に資金を投下したため、コア資産におけるハイテクセクターの比率が約30%から約40%に増えました。そのせいで一気に理想の構成比に到達です。
<理想の構成比>
良いタイミングでビザを売却できたためQQQを買い付けるのもう少し待てばなあという後悔はありますが、キャッシュのまま持っておくリスクも考え物だったため、買付に動きました。
ただ、まだVZ、HDV売却分を合わせて、ポートフォリオ内のキャッシュ比率が40%以上もあるのでもう少し買いたい。でも、せっかく理想の構成比にもなっているのだから、じっくり買い場を待ちたいという思いもある。
と言っても20%以上の大暴落が来るわけではないと思うので、もしかしたら10月第1週、2週が底になるかもしれない。
でもでも、企業業績はピークを付けた可能性があり、ここから先の決算発表は苦しい展開が続くかもしれないとも言われている。
もうどうしたらいいのか分からないですね。
少なくとも今までのような感覚で買い付けてしまうと簡単に含み損になってしまうということです。
なぜなら、トレンドラインを割り、そして大勢に人は注目している50日移動平均線を割ってしまったから。
強気に買い付けにいくならS&P500が50日移動平均線を奪還するまでは待った方がいいでしょうか。
まあ、長期投資なら大きく下げた時に少しずつ買っていけばいずれお宝ポジションになってくれる可能性も高いでしょう。米国株なら。
そんな中でいきなりですが、10月に買いたい銘柄ベスト3を発表したいと思います。
3位はSPXL。
やっぱり大幅に下落した時に勇気を持って買ってお宝ポジションにしてやりたい、という思いがありますね。。
ただし、いざ下落を目の当たりにするとガツンとは買えないのかなと思ってしまいますね。。
そんな中2位になったのがVTI。
暴落時はレバETFではなく1倍ETFをナンピンで買い付けて言った方がいいのでは?という考えからです。
おそらくこれ、来週の値動き次第では実行に踏み切るかも。
SPXLとVTIの予算はスイングトレードの方を使います。スイングトレードも短期と中長期で分けていく予定なので(まだ中長期ポジは構築したことがありませんが、、)。
そして1位はやっぱりQQQ。
長期金利の上昇であたふたしていますが、売られている理由は金利の水準というよりは金利の急激な上昇にあると言われています。バリュエーションが一気に変わるから?よう分かりませんが、長期的な金利とQQQの関係を見ればこの正の相関です。
テーパリングは開始しますが、金利の上昇はまだ先です。景気の悪さ的に2022年度中に行うかもしれないと予想されている利上げは先に延ばされるかもしれません。
それなら、最強のグロース銘柄たちで構成されているQQQはやっぱりもっと持っておきたいです。
現在のコア資産におけるQQQの比率が20%ですが、30%ぐらいになるまでは買ってもいいかなと。理想の構成比は壊れてしまいますが。。