2022/01/17

2013年5月23日に発生した日経平均株価の株価暴落について勉強したいと思います。
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5・23ショックとは
5・23ショックとは、2012年11月の民主党政権の終幕と自公政権の復活より始まったアベノミクス相場での、天井からの大暴落のことです。
第2次安倍政権始動に伴って始まったアベノミクス3本の矢「金融緩和・財政出動・成長戦略」に期待して政権交代以降、日経平均株価は大きな押し目を作ることなく急ピッチで上昇していきました。さらに2013年4月4日には「デフレ脱却」を目的として異次元量的緩和「黒田バズーカ」が放たれ、円安の流れを受けて日経平均株価は更に勢いを増して上昇していきました。テクニカルの視点で見ると、株価は25日移動平均線に触れては反発するというとてもきれいな形での上昇トレンドです。
そんな高値警戒感があったときに、米金融緩和縮小懸念が浮上し、株価は一気に急落しました。日経平均株価は終値前日比ベースで1,143円安(-7.32%)とまさに大暴落です。なお、場中には前日比+2%を超えるところまで上昇してこともあろ、売り仕掛けが入り、パニック売りがすごかったことが容易に想像できます。
この押し目無しの上昇からの天井圏での大暴落を「5・23ショック」と呼ばれています。
ちなみに、米金融緩和縮小懸念のきっかけとなった当時FRBの議長バーナンキさんからこの暴落はバーナンキショックとも呼ばれいます(金融情報サイト「iFinance」より)
バーナンキ・ショックは、2013年5-6月に発生した、アメリカ合衆国の連邦準備制度理事会(FRB)の第14代議長を務めたベン・バーナンキの発言を引き金とした世界的な金融市場の混乱(動揺)をいいます。これは、2013年5月22日に、当時のバーナンキFRB議長が、今後幾度かの会合を経て、債券の購入ペースを徐々に減速することで量的緩和を縮小する可能性を示唆し、さらに2013年6月19日には、FRBが今年中に債券の購入金額を減額し、2014年半ばに完全に終了する可能性があるという一段の踏み込んだ発言をしたことにより、世界的な流動性懸念が生じ、新興国の通貨や株式などから資金が流出し、市場に大きな動揺をもたらしました。
暴落後の値動き
5・23ショック後、どのように株価が推移していったのかを見てみますと、5月はそのまま下落し続けますが。6月に入って逆三尊を形成し、見事に下降トレンドは終了しました。
下落ストップ後、日経平均株価がどのように推移したかと言いますと、11月まで三角保ち合いの中に収まって推移し、11月より大型株の決算を受けて上値ブレイク&上値抵抗線を支持線にし、年初来高値を付けて16,000円台で2013年を締めくくりました。
すごいことに6月の安値を一度も割っていないんですよね。。
この歴史から学べること
株価が大幅安となったときに私たちが悩むのが、次の行動が読めないことです。この暴落の底はどこか、一過性のものなのか、リーマンショックのように何度も暴落が来るのか、、etc。
さて、私がこの当時に株式投資をしていたらどのような行動をとっていたかシミュレーションしてみたいと思います。結果はいかに。。
結果は2度の狼狽売りをかまし、全治2カ月といったところでしょうか。2度の打診買いは全て不発に終わり散々な結果となってしまいました。
それにしても日経平均株価はよく1か月で経ちなおしましたね。安値を付けた時は25日線はガンガン下を向いているのに。
この歴史から学べることとしては
- 25日線の上での大暴落後は打診買いすべきでない
- 買うときは5日線・25日線が上向き&底形成してから
- 下落後、株価は乱高下するため下落後は気絶or本業に集中
- 暴落後、半年間はもみ合う?
でしょうか。キレイごとかもしれませんが、結局マイルールに則ってトレードできればいいんですかね。